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花菱のおやっさん(円城寺 雅由)
佐賀県唐津市で50年以上の老舗料亭「花菱」の店主
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎 2019 特別版掲載店
日本テレビ系「ZIP」など多くのTV番組や日本料理専門誌、情報雑誌などで話題の「綿そぼろ(わたそぼろ)」を生みだす
無添加すき焼き・牛丼具「花すき」は大手ネット通販すき焼き部門で1位獲得
地元唐津で活躍するシェフや陶芸家などとの勉強会を行い、日々美味を探求中
玄界灘とはどんな海?
さば兵衛は、俺たちが住んどる海がどんなところか知っとう?
住んどるけん、知っとるに決まっとうばい!
ご飯もいっぱいあって良かところばい!
玄海灘の名前の由来とか知っとると?
ん~…玄人(プロ)しか境界を越えられない海的な感じやろ?
花菱のおやっさんなら知っとるっちゃない?
おまえどん、住んでおきながら知らんとか!?
俺が教えてやる!
玄界灘の海域と海流
花菱が店を構える九州の佐賀県唐津市は、南から暖かい対馬海流が流れ込み世界有数の漁場である玄界灘に面しています。玄界灘は九州北西に広がる海域で、フグ、アジ、タイ、ブリ、イカ、ヒラメなどたくさんの種類の魚貝類が水揚げされる日本有数の漁場です。岩場や海岸では、アラカブ、チヌ、イワシ、マダイ、キス、メバルなどの魚が獲れます。養殖も盛んで、タイ、サバ、クルマエビ、ワカメ、真珠、カキなど質も非常に高いものが育成されています。
玄界灘の名前の由来
由来は諸説ありますが、資料などから推測される説をご紹介します。
「玄」:玄(くろ)の海。海が黒く見えたことからの由来で、中国人が中国の海より黒く見えたとの説や、平安時代・鎌倉時代の国内航路の船乗り達が瀬戸内海から関門を越えると黒い海域に見えたなどの説があります。
「界」:北との境界をなす海域のことや、海域を示すエリアを表現したという説があります。
「灘」:海・潮流の流れが速い所あるいは風浪が激しい所で航海が困難な海域のことを指すようです。
ちなみに“界”を“海”と書く「玄海灘」という表記もありますが、灘には海という意味が含まれ海を二重で表現するため、玄海と表記する場合は灘をつけずに「玄海」の略称として用いるようです。ただし、現在は明確な使い分けがなくなっています。
なるほど、昔の船乗りたちが言い始めたのか
外洋の海は透明度が高く、光が水中で反射しづらく青黒く見えるそうだ
それで黒く見えると表現したようだ
玄界灘は魚の楽園
玄界灘は暖流の対馬海流(黒潮)が南西から流れ込み、九州北部の水深100mほどの浅い大陸棚にぶつかります。この対馬海流にのって東シナ海や日本海を回遊する多様な魚類が流れ込みます。沿岸部は多くの内湾や入江が発達しリアス式海岸が続く場所もある入り組んだ地形をしていて、岩場も多いため魚の住みかとなりやすい特徴があります。
そのため、もともと玄界灘の魚が生息しやすく、また回遊魚も産卵や育成の場に適しているため多種多様な魚が生息しています。さらに玄界灘は栄養を豊富に含んだプランクトンが大量に発生し豊富なえさに恵まれることから、魚にとって非常に快適な楽園となっています。
玄界灘の魚がおいしいのはなぜ?
対馬海流は五島列島や壱岐、対馬などの島が点在していることから、狭い水道となっています。この狭い水道を通ることで潮の流れが速くなり、この速い流れにより魚たちの旨味が増し、身が締まると言われています。さらに豊富なプランクトンの発生と多種多様な魚介類の生息により、魚たちを育てるエサが非常に良いことも旨さの理由の一つと言えます。
玄界灘のご飯は旨いんだよね~
話聞いてたら腹減ってきたな~
エビ食いて~
玄界灘と日本料理 花菱
唐津という素晴らしい立地
花菱が店を構える九州 佐賀県唐津市は玄界灘に面しているため、玄界灘で捕れた魚を市場で競った馴染の魚屋から仕入れることができます。比較的鮮度が落ちにくい鯛などの魚もあれば、鯖のように鮮度が落ちやすい魚もいます。鮮度が落ちにくい魚であっても、調理や加工までに時間がかかりすぎるとどうしても味が落ちます。唐津は海に面している地域であるため長距離輸送がなく、鮮度低下を抑えることができ、素材の良さを最大限に生かせる最適地と言えます。
近年は輸送技術も発達したこともあり、東京方面への市場において玄界灘産や唐津産の魚介類の需要が急速に高まっていますが、やはり極力輸送しないことが魚の旨さの秘訣です。
花菱のお取り寄せ商品
花菱で作る鯛(タイ)そぼろ、鰆(サワラ)そぼろ、鯖(サバ)そぼろは、地元の玄界灘で捕れた旨い魚を使います。魚の旨味を生かすため、使用する「調味料は最小限」にしています。最小限でもそぼろからしっかりと旨味と香りを感じられるのは、旨い魚が獲れる玄界灘の恩恵ぜひ一度、玄界灘で捕れた魚を使ったそぼろを召し上がってみてください。
俺も早く大きなって、花菱のそぼろにしてもらうばい!
たい蔵はもっと身が締まらないとダメだな…
ちゃんと泳いどるっちゃろうか…
花菱の綿そぼろ(わたそぼろ)
九州 玄界灘の鯛(タイ)、鰆(サワラ)、鯖(サバ)を使用し、素材を生かすため調味料は最小限。職人が蒸し、煮込み、煎りで「じっくり旨味を凝縮」し、長時間優しく煎り続けることで「ふんわりとした綿のような優しい触感」に仕上げています。綿そぼろ鯛は”上品で気品のある旨味”、鰆は”優しい旨味”、鯖は”深いコクのある旨味”が特徴で、熱々のご飯の旨味を「花菱のそぼろ」がより引き立てます。ぜひ一度、ご賞味ください。
玄界灘で獲れる3種の魚の「究極ふりかけ」
玄界灘の魚「たい・さわら・さば」の旨味を最大限にいかした自信の逸品です!
下の画像やボタンをクリックすると、そぼろへのこだわりやお客様の声がご覧いただけます。
ぜひ一度ご賞味ください。
登場する愉快な仲間たちの紹介